スターバース 注目カード
はじめに
今回のパック『スターバース』はとても見どころが多いパックです。
デッキつくりの基本となるカードから、今後のパックで化けそうなカードまで一通り揃っています。
今回はその中から特に今後が期待できるカードに注目していきたいと思います。
それではスタートです。
注目のカード
アルセウスV・アルセウスVSTAR
先ずはパッケージもつとめるこのポケモンの強さから再解説させてください。
VSTARパワーがまず目を引きます。
これは対戦中1度だけ、しかし好きなタイミングで好きなカードを2枚まで手札に加えられる便利な特性です。
対戦序盤の事故対策にも、対戦中盤の追い上げにも、対戦終盤の詰めにも活用できる汎用性の高さが魅力です。
特に今のポケモンカード環境では、初めの1ターン、2ターンで勝負が決まってしまうことも多いので、その番面で触れるカードの枚数を増やせるのは純粋にアドバンテージが多いと感じます。
またワザも優秀です。
「トリニティノヴァ」・「トリニティチャージ」はエネルギーをVポケモンにつけることができるため、戦いながら後続のポケモンを育てることができます。
しかも同時に登場したダブルターボエネルギーは、ツインエネルギーと違いVポケモンにもつけることができるので、アルセウスはワザを撃つまでのロスを少なくすることができます。
特にアルセウスVの「トリニティチャージ」は攻撃ワザではないため、ワザの威力を減じてしまうダブルターボエネルギーと相性がよく後攻1ターン目でよく見られるコンボになることでしょう。
チェレンの気配り
無色ポケモンとついているカードをまとめて手札に戻せてしまうカードです。
手札に戻すということは受けている効果をリセットし、HPも全て回復できるということなので、その強さは破格です。
アルセウスVSTARのHPは280ですが、チェレンの気配りの存在を意識するときぜつまでに2ターンかけるプランはリスクが大きくなってしまいます。
必然的に求められるダメージは280点以上になり、ポケモンカードにおけるアタッカーの条件がこのカードによって280点以上を出せることになる可能性があります。
ネオラントV
特性「ルミナスサイン」はカプ・テテフGXの特性「ワンダータッチ」を彷彿とさせます。
ベンチに出ることでサポートを1枚手札に加える特性です。
これによりゲーム序盤のサポート事故が減ることはもちろんですが、少ない投入枚数のサポートが活躍しやすくなるでしょう。
アセロラの予感やシロナの覇気などここぞというときに使いたいカードや先ほど紹介したチェレンの気配りなどがネオラントVで持ってくるサポートの候補として挙げられるでしょう。
新環境でも活躍間違いなしのカードですので、ぜひとも確保しておきたいですね。
マナフィ
アンコモンからも紹介したいと思います。
マナフィの特性「なみのヴェール」はミュウの特性「ベンチバリア」と同じ効果を持っています。
これまではミュウがレギュレーション落ちすることかられんげきウーラオスVMAXを筆頭にしたベンチポケモンを攻撃できるデッキが台頭してくると予想していましたが、ここにきて少々暗雲が立ち込めてきました。
ミュウはその特性のおかげでほとんどのデッキに採用されていましたが、マナフィも同じような扱いになるのではないでしょうか。
その場合ベンチ攻撃は難しいままとなりそうです。
ビーダル
こちらはスリーブなどにもなったオクタンの特性「アビスハンド」と同じ効果を持つ特性「はたらくまえば」を持っています。
手札を補充し続けられる特性は貴重なので、様々なコンボに活躍させられそうです。
崩れたスタジアム
特性「ムゲンゾーン」を上書きされてしまうムゲンダイナVMAXデッキは大打撃です。
ベンチを制限されるだけでなく最大火力も150点に制限されてしまいます。
スイクンV、ライコウV、エンテイVもお互いのベンチポケモンの数を参照する技を持っているため、動きづらさを感じるでしょう。
しかし、クロバットVやネオラントVを多投するデッキでは、自分の負け筋を減らせるため有利対戦を進める助けになるでしょう。
ミノマダム
トラッシュの枚数によって威力の変化する技を持っています。
過去に猛威を振るったよるのこうしんデッキを彷彿とさせます。
威力は調整されているが非ルールデッキとして注目されるかもしれません。
まとめ
今回のパック、スターバースはアルセウスを中心にした高パワーのカードとそれをサポートするカードがバランスよく収録されています。
また、過去に収録された特性と効果の同じ優秀な特性をもったポケモンが多く収録されています。
これまで遊んでいた人も、これから始める人も買っておいて間違いないパックといえるでしょう。