人気カードのそのわけ
はじめに
ポケモンカードはなかなか手に入りづらいカードや人気のカードが何枚も存在しています。
なぜ同じカードなのに、ここまで人気に差が出るのでしょうか。
今日はレアカードの誕生秘話について見て行きたいと思います。
パターン1:古いカードだけど強い
もっとも単純なのはこのパターンです。
最近の環境だとジメレオンが、少し前だとカビゴンなどもこのパターンでした。
どちらもRR以下のカードですがシングルで探しても見つからない時期が存在したカードです。
ジメレオンは特性うらこうさくによって1進化ポケモンながら、好きなトレーナーズを手札に加えられるという破格の性能を持っていました。
トレーナーズを手札に加えられる手段が少ないポケモンカードでは、この特性の優位性は大きくカラマネロを主体にしたれんげきテンタクルやアルセウスVSTARデッキ、パルキアVSTARデッキで幅広く活躍しました。
2019年12月にソードで登場したジメレオンでしたが、その後2020年11月の シャイニースターVに収録されたまま再録がなく、現在は供給不足になっているカードです。
カビゴンは先攻でサポートを使えないことから、先行プレイヤーが手札を補充する手段として一時期注目されました。
2020年9月 仰天のボルテッカーで登場したカビゴンですが2021年12月の VMAXクライマックスに再録され、現在は比較的落ち着いた需要と供給になっています。
パターン2:限定品のカードだけど強い
もともと数が少ないカードがこれに当たります。
例えばジムバトルプロモーションカードや構築済みデッキのカードです。
配布や発売が終わってしまうと極端に流通量が減ってしまうので入手が難しくなります。
前者はウッウロボを後者はスマホロトムを例に説明させていただきます
ウッウロボは2021年7月からポケモンカードジムバトルの景品として配られていたパックの中にランダムで封入されていたカードで、登場当初はそこまで注目を集めていませんでした。
しかしミュウVMAXのフュージョンデッキが登場してからその評価は一変します。
ゲノセクトVの特性で手札を好きなように補充できるミュウVMAXデッキは、ウッウロボのデメリットである手札コストを不要な手札を処理するメリットと捉え、活用し始めます。
序盤で使わなかったバトルVIPパスなどを積極的にトラッシュできるこの戦法は大当たりしウッウロボはこのデッキの最適解と言われるようになり、需要が大きく上がりました。
スマホロトムも使われ方は同様で、ゲノセクトVで引く手札の枚数を増やし、手札の質をよくすることが目的で採用されました。
しかしこのカードも2020年3月に発売されたスターターセットVMAX リザードンとスターターセットVMAX オーロンゲのみに収録されて、その後全く注目されていないカードだったため需要が供給を大きく上回りました。
女性トレーナーのSR
他のTCGほど顕著ではありませんが、ポケモンカードでも男性トレーナーやポケモンのSRよりも女性トレーナーのSRの方が需要の大きくなる傾向があります。
これは、ポケモンカードにもコレクターが存在するためだと考えられますが、カードゲーム業界全体の傾向とも考えられます。
その中でもシロナなどの人気トレーナーや実際のゲームでも使われるマリィやカイなどは人気が集中することが多いです。
少し前になりますが「がんばリーリエ」と言われた髪をまとめたリーリエのSRカードはポケモンカードの人気を象徴する1枚になりましたね。
スペシャルアートのポケモン
人気のポケモンのカードもコレクター人気が高いです。
特にブイズと呼ばれるイーブイの進化系のポケモンを描いたスペシャルアートのカードは引く手あまたとなります。
最近のカードですと、個人的にはディアルガVのスペシャルアートが好みです。
まとめ
このように見てきましたが人気のカードは、古くて手に入りにくい、もともと数が少ない、絵柄やキャラクターのファンがいる、以上の3要素によって成り立っていることが分かります。
皆さんも人気のカードを持っていないか探してみましょう。