VSTARスペシャルセット注目カード
はじめに
8月5日にV&VSTARプロモカードパック、ロストアビス8パック、VSTARマーカーがセットになったVSTARスペシャルパックが発売になりました。
ロストアビスについては前後の記事で扱うため、今回注目するのはV&VSTARプロモカードパックになります。
V&VSTARプロモカードパックは、新規5種、再録1種の計6種のカードの中から、進化ラインに対応したVとVSTARが1枚ずつ収録されているパックになります。
このパック収録のカードによって、とうとうザシアンV、ザマゼンタVが進化ポケモンになりました。では、早速見て行きましょう。
ザシアンV、ザシアンVSTAR
ザシアンVは新規テキストです。
鋼鋼無のワザきょじゅうざんを持っています。
このワザは相手のバトルポケモンがVMAXポケモンであった場合、160ダメージを追加し、260ダメージを与えるワザになります。
VMAXポケモンは、現在ミュウVMAXやジュラルドンVMAXが環境で活躍していますが、数自体は減少傾向であり、活躍が難しいワザになってしまっています。
ザシアンVには、特性ふとうのつるぎを持つ優秀なカードがあるため、後に紹介するザシアンVSTARの進化元としてはこちらを利用する方が現実的でしょうか。
ふとうのつるぎは運が良ければエネルギーを自身につけることができる特性なので、初動が遅くなりがちな鋼タイプの弱点を補ってくれます。
また、ふとうのつるぎザシアンVが持つワザブレイブキャリバーは、Vポケモンの持つワザとしてはトップクラスの性能をしており、今回進化先を手に入れたことにより、次の自分の番ワザを使えないというデメリットを、進化によって帳消しにするという芸術点の高い動きができるようになっています。
ザシアンVSTARは今回登場した新規テキストのカードです。
ワザは鋼鋼無のブレイクエッジを持っています。
威力は200と進化元のひとつであるふとうのつるぎザシアンVのワザブレイブキャリバーから下がってしまいますが、連射が可能という特徴を持っています。
さらに弱点、抵抗力、かかっている効果を無視する効果をもっているため、特性ミラクルボディをもつミルタンクで止まらないという特徴があります。
VSTARパワーのワザソードスターは、圧巻の310ダメージを叩き出します。
こだわりベルトをつけることでHP340のムゲンダイナVMAXも一撃で倒すことができます。
ちなみに、ザシアンVSTARにはくちたけんを持たせても意味がありませんが、当時登場していなかったこだわりベルトを持たせることでほぼその動きが再現できます。
今後はザシアンVデッキに入れるポケモンのどうぐはこだわりベルトになるかもしれませんね。
ザマゼンタV、ザマゼンタVSTAR
ザマゼンタVはスタートデッキ100からの再録になります。
特徴的な特性おうじゃのかまえは、自分の番を終わらせてしまう代わりに、手札を入れ替える効果を持っています。
手札がどうしようもなくなってしまった時や、手札をはじめの番に使いつくしてしまった時には心強い存在になるでしょう。
ワザも攻撃的な性能をしており、現代のポケモンカードの流れにあっています。
一方初期に登場した特性ふくつのたてをもつザマゼンタVは、VMAXポケモンが環境から姿を消しつつあること、ワザの威力が130点でVSTARポケモンを2撃でも倒せないことが相まって、少々時代遅れになってしまっています。
下で紹介するザマゼンタVSTARの進化元にはおうじゃのかまえザマゼンタVを使うのがよいでしょう。
ザマゼンタVSTARの特筆すべき点はVSTARパワーの特性シールドスターです。
次の相手の番に受けるダメージを全て−100する豪快な特性です。
運用としてはメリッサと似た形になりますが、Vポケモン以外からのダメージも軽減できることが異なります。
アタッカーの攻撃を安全に2ターン通すことができるのは非常に優秀な効果といえるのではないでしょうか。
ザマゼンタVSTARはどちらかというと、デッキに1〜2枚差しておき、全体のサポートとして使う使い方が主になるでしょうか。
まとめ
今回鋼タイプの2匹が進化ポケモンになったことで、モミにも対応することになりました。
ドータクンの特性メタルトランスで、エネルギーを付け替えたうえで、回復を行うなんてこともできそうですね。
戦略の幅が広がった鋼タイプの今後が楽しみです。