ロストゾーン×アメイジング

はじめに

ロストゾーン、特にミラージュゲートの登場によってさまざまなカードにこれまでになかった可能性が広がっています。

例えば必要なエネルギーの種類が多いドラゴンタイプやハイクラスパック『シャイニースターV』で登場したアメイジングカードが挙げられます。
今回はその中でも尖った性能を持つアメイジングカードを見て行きたいと思います。

アメイジングカード

通常のポケモンのカードと違い、ワザに必要なエネルギーが3タイプ必要な代わりに強力なワザや特性をもつカードの一群です。
非ルールポケモンでありながら、270ダメージを叩き出せるレシラム、１度の攻撃でベンチポケモンにも120ダメージを与えるライコウ、手札を増やす特性をもったジラーチなどがいます。

いずれも『ロストアビス』で登場した、ミラージュゲートとの相性がよいです。
複数のタイプのエネルギーを必要とするため敬遠されがちだったカードたちですが、ミラージュゲートによってエネルギーを簡単につけられるようになったため、今再注目されています。

イベルタル

なかでも私が好きなのは、イベルタルです。
イベルタルは、炎超悪無無の5エネルギーという非常に重い条件ではありますが、どんなポケモンでも1撃できぜつさせてしまうという、痛快なワザ、アメイジングデスを持っています。
強力なVMAXポケモン、VSTARポケモンであったとしても、イベルタルの前では関係がないため、打点計算が必要なく、自分の動きをきっちりこなせば成果が出る、環境に左右されにくい性能を持っています。
今回はざっくりではありますが、ミラージュゲートを採用したイベルタルデッキを組んでみましたので紹介したいとおもいます。

イベルタルデッキ

イベルタルは5エネルギーを必要とするため、ダークライVSTARのデッキでよく使われた、かがやくゲッコウガとダークパッチのコンボを使うことが有効です。

デッキを回転させることはかがやくゲッコウガで行い、そのためにトラッシュされたカードをダークパッチでイベルタルにつけていくのです。
悪エネルギーにしか使用できない方法ではありますが、1ターンに複数のエネルギーをつけられるのは魅力的です。

では残りの炎エネルギーと超エネルギーのつけ方ですが、ここでミラージュゲートの登場です。
このデッキではキュワワ―とアクロマの実験でロストゾーンを増やしていきます。

どちらも複数枚のカードの中から選んでロストゾーンに送るタイプのカードなので、どのカードをロストゾーンに送るのか考えながらプレイすることが重要になってきます。
例えば、かがやくゲッコウガが場に出ている状況であれば、クイックボールやキャプチャーエネルギーの役割は小さくなります。

これらのカードを優先してロストゾーンに送ってもよいでしょう。
ウッウはイベルタルが始動するまでの繋ぎになるポケモンですが、ゲーム終盤になればロストゾーンに送ってもよいカードになるでしょう。

キュワワ―であっても、場に2体以上出ているのであれば、残りはゲーム中不要なので、ロストゾーンに送ってもいいと思います。
このようにロストゾーンに送るカードは、現状必要か否か、既に同名のカードが役割を果たし終わっているかどうかによって判断するのがよいでしょう。
ミラージュゲートには同一ターンに使用する枚数に制限がないため、複数枚を使用して一気にエネルギーをつけることができます。

イベルタルを一度倒されてもキバナやトレーニングコートでリカバリーして戦います。

２匹目、３匹目のイベルタルもミラージュゲートを使用して立てていきます。
ミラージュゲートは４枚フルで使いたいため、ふつうのつりざおを使用していきます。

１度条件を達成してしまえば、使用すること自体は簡単なので、山札の中にエネルギーを絶やさないようにしましょう。

改造案

今回採用しませんでしたが、ツインエネルギーはイベルタルの貴重なエネルギー源になります。

また、学習装置も枠があれば採用したかったカードです。

何もしなくてもエネルギーが循環するこのカードはこのデッキにとって良いことしかありません。
こだわりベルトを使用しないデッキのため、ポケモンのどうぐの枠もバッティングしません。

まとめ

イベルタルはその破壊力に相応しく、扱いがそれなりに難しいポケモンです。
ミラージュゲートを用いたアプローチは色々なポケモンに応用できる可能性があります。
皆さんも色々なポケモンで試してみると、面白い組み合わせが見つかるかもしれませんよ。