色々スリーブ
はじめに
ポケモンカードを行う上で、スリーブは重要です。
大切なカードを守るスリーブはポケモンカードを楽しむ上で、マストアイテムといえるでしょう。
ポケモンカードはその特質上シャッフルが多いカードゲームといわれています。山札からカードを持ってくるボール系カードや手札を一度山札に戻して、シャッフルした後で一定の枚数引き直すカードが多く存在し、他のカードゲームよりも、山札をシャッフルする機会が多く訪れます。
最近はポケモンカードの教義化によってシャッフルの方法も、所謂横入れという方法を用いて行うことが多くなりカード単体で行うと、カードにすぐに傷がつくようになってしまいました。
カードの傷は競技ポケカの場面ではマークドとして、違反行為の対象になることがあります。そのため、スリーブをつけることは必須なのです。
どのようなスリーブをつけるべきか
ポケモンカードの競技化がまだあまり進んでいなかった頃は、公式が発行したスリーブでも時期によって色合いに差が出ていたことがありました(例:デッキシールド『カメックスVSフーディン』)。
こうしたスリーブはプレイヤーの意図しないマークドに繋がり、公式のスリーブであっても、注意して使用しなければいけない時期がありました。
一方近年のスリーブは色むらも少なく、ロットごとの差が少なく作られているように感じます。
色むらが出てしまった商品は公式からアナウンスが出るほどですので、公式のスリーブもかなり安心感を持って使えるようになってきました。
ポケモンカードの大会では公式のスリーブをつける、または無地のスリーブをつけることが安心だとされています。
これは他社製品だと上記のような色むらの問題をクリアできているか自己判断になってしまう点もありますが、大型大会などで配信される卓に座った場合、スリーブが他社製品で取り換えをお願いされることがあることも挙げられます。
特に子どもが見るのにふさわしくないとされる絵柄は厳しくチェックされることもあります。
そういった判断の難しさがあるため、公式のスリーブをつけることが望ましいとされているのです。
一方他社製品でも、コストパフォーマンスに優れ、代替の利きやすい無地のスリーブは比較的容認されている印象があります。
スリーブは消耗品?
絵柄がかわいいスリーブや、記念品のスリーブなど思い入れのあるスリーブを使いたいという気持ちはよくわかるのですが、スリーブは消耗品です。
シティーリーグで予選を戦っただけで、新品のスリーブを全取り換えする必要に見舞われることはざらです。
スリーブも保護したいのならば、2重スリーブなどを使いましょう。それでもスリーブへのダメージは避けがたいものがあるため、ほんの少しの延命措置にしかなりません。
これは近年のポケモンカードが競技化し、横入れをはじめとしたカードに(つまりスリーブに)負荷のかかるシャッフルを要求するようになったためです。時代の流れとして受け入れるしかないでしょう。
また、シティーリーグをお店で開催している際などは、スリーブの不備が見つかった時には、そのお店で購入するという手段が最悪取れるのですが、
大型大会など展示場で大会が開催されている場合やシティーリーグでも会場を借りて会議室などで行っている場合は、その手の手段が使えません。必ず予備のスリーブを持っていくようにしましょう。
シティーリーグ以上の大会では、スリーブの交換を求められて従えない場合、棄権かノースリーブでの対戦のどちらかを選択しなければならなくなります。
棄権はもとより、ノースリーブでの対戦は先述の通りカードへの負荷が高いので、オススメしません。
これはオーバースリーブ、インナースリーブにも言えることなので、2重スリーブなどをする場合は、全てのスリーブの予備を持って会場に向かいましょう。
まとめ
たかがスリーブ、されどスリーブです。カードゲーム以外の場面で損をすることがないように、スリーブにも細心の注意を払いましょう。