ゼクロムの日
はじめに
さて、皆さんクイズです。
先日、9月6日は何の日でしょうか?
…
…
…
はい!そこまで!
正解は、「クロバットの日」「ヤミカラスの日」「ドンカラスの日」「ゼクロムの日」の4つでしたーーーっっ!!!
多いーーーっっ!!!
理由は、もうお分かりですね。
く(9)ろ(6)ですよね。
今回はこの4体のポケモンの中から「ゼクロム」について紹介していきたいと思います。
ゼクロム
ゼクロムはポケットモンスターブラック・ホワイトの伝説ポケモンとして登場しました。
当時ポケモンから離れていた私でも、ゼクロムのかっこよさに戦慄したのを覚えています。
そんなゼクロムは、ポケモンカードでも非常に強力です。
ピカチュウ&ゼクロムGX
ピカチュウ&ゼクロムGXは雷タイプの全盛期を支えたカードです。
スタンダードレギュレーションではもう使えない「カプコケコプリズムスター」等でエネルギーを加速した後、技「フルドライブ」でさらにエネルギーをつけていく動きが強かったです。
GX技「タッグボルトGX」で相手のベンチにいるデデンネGXをはじめとしたシステムポケモンを倒していくこともできる器用なカードですね。
レシラム&ゼクロムGX
レシラム&ゼクロムGXはドラゴンタイプのタッグチームGXカードです。
技「らいえんむそう」はレックウザVMAXのダイバーストと少し似ていて、エネルギーをトラッシュすることで威力が上がります。
「らいえんむそう」は、自分のベンチポケモンについているエネルギーをトラッシュして技を使うので、連続して技が使えるのが特徴的ですね。
GX技「クロスブレイク」はベンチ2体に170ダメージを与えることができる強力な技で、相手のシステムポケモンを倒していくのに非常に便利な技です。
そんな非常に強いゼクロムのカード。
その陰に隠れているもう1体のゼクロムをみなさんはご存じでしょうか。
非エクのゼクロム
非エクのゼクロム
初めて見る方もいるのではないでしょうか。
このゼクロムは拡張パック「伝説の鼓動」に収録されているカードです。
非エクカード(VやGXカードと違って、きぜつしてもサイドを複数枚とられないカード)といえど、イラストのかっこよさは前述の2つのゼクロムにも負けず劣らずですね!
性能を見ると、やはり特徴的なのは技「ワイルドショック」ではないでしょうか。
自身が60ダメージを受けつつも、130ダメージを与えながら相手を確定で「マヒ」にすることができます。
ん?「マヒ」ってなんだっけ?
ってことで、「マヒ」について確認してみましょう。
「マヒ」は特殊状態のひとつです。
「マヒ」になったポケモンは、そのあとの自分の番、ワザと「にげる」が使えなくなります。
「マヒ」として自分の番を1回すごしたポケモンは、そのあとのポケモンチェックで回復します。
(ポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトより)
つまり相手を「マヒ」にすると、進化などでマヒを回復させるか、トレーナーズでベンチポケモンと入れ替えさせない限り、相手は何もできないわけです!
……え?……強くね?
こんなに強力なマヒ状態に毎ターンされるとたまったもんじゃないですよね!
この技「ワイルドショック」をうまく使う方法を考えていきましょう。
ワイルドショックをうまく使うには
技「ワイルドショック」を使うのに必要なエネルギーは【雷雷無】です。
3エネ必要となれば、なかなか準備が大変そう…と感じますが、意外にすぐにエネルギーをつけることができます。
いくつか紹介していきましょう。
その1:マルマイン
このマルマインは、拡張パック「仰天のボルテッカー」に収録されているカードです。
特性「エネエネはつでん」は、自らが気絶してしまう代わりに、山札の雷エネルギーを自分の雷ポケモンに2枚までつけることができます。
先行2ターン目からゼクロムに3エネをつけることが容易にできるポケモンです。
また、HPが90なので、レベルボールで簡単に手札に持ってくることができるのが優秀ですね。
その2:モココ
このモココは、拡張パック「蒼空ストリーム」に収録されているカードです。
特性「エレキダイナモ」はトラッシュの雷エネルギーをベンチポケモンにつけることができます。
スタジアム「トキワの森」や「クイックボール」などで雷エネルギーをトラッシュにおいておけば、すぐにエネルギーをゼクロムに加速することができます。
バトル場のゼクロムが倒されても、トラッシュにいった雷エネルギーを無駄なくベンチにつけられるのが優秀ですね。
また、先ほどのマルマイン同様HPが90なので、レベルボールで簡単に手札に持ってくることができます。
その3:学習装置
学習装置はポケモンにつけることができる道具です。
バトル場のポケモンが相手の技のダメージできぜつしたときに、そのポケモンについている基本エネルギーを、学習装置をつけているポケモンに1枚付け替えることができます。
つまり、バトル場のゼクロムが倒されても、ベンチのゼクロムに学習装置をつけておけば、エネルギーを引き継ぐことができるのです。
スタジアム「ファッションモール」でこの学習装置を使いまわす動きも強力ですね。
上記のカードを使うと、マルマインの特性「エネエネはつでん」を使って、先行2ターン目からバトル場のゼクロムに3エネをつけ、それ以降はモココの「エレキダイナモ」、学習装置、手貼り(1ターンに1度自分でエネルギーを貼ること)等を使ってベンチのゼクロムを育成することで、毎ターン「ワイルドショック」を使うことができそうです。
エネルギーを無駄なく使うことができるので、エネルギー不足にも困らなさそうですね。
いやいや!
「ポケモンいれかえ」や「あなぬけのヒモ」を使われたらダメでしょ!
と思われた方もいるのではないでしょうか。
でも、相手にそのようなトレーナーズを用意させる負担を与えていると考えれば、毎ターンマヒにさせることの強力さは計り知れません。
また、「ポケモンいれかえ」や「あなぬけのヒモ」を使い切らせることができれば相手はほぼ何もできなくなってしまいます。
マリィやリセットスタンプで相手の手札に干渉して、そのようなトレーナーズを引きにくくする方法も有効ですね。
まとめ
今回は人気のGXゼクロムの陰にかくれた実は強い非エクゼクロムについて紹介しました。
先日、友人とリモートポケカをした際に、自分のバトルポケモンが毎ターンマヒにされ続け、何もできず負けるということがありました…。
その悔しさから今回はみなさんにもマヒの恐ろしさを知っていただきたく、このような記事を書かせていただきました。
ゼクロムのほかにも相手をマヒにするポケモンとして、「デデンネGX」や「ライチュウ&アローラライチュウGX」、「カプ・コケコVMAX」「そこびえバイバニラ」などたくさん存在します。
意外とあなどれない特殊状態「マヒ」、一度チェックしてみてもいいかもしれません。
そして今回紹介した非エクゼクロムをぜひ使ってみてはいかがでしょうか。