オイラ、のさばって、けちらす!
はじめに
みなさん、こんにちは。
いきなりですが、ポケモンの特性ってたっっっくさんありますよね!
山札をドローする特性
相手にダメカンを乗せる特性
エネルギーを加速する特性
様々なカードをサーチする特性
いや〜、ホントにどれも便利で強力な特性ですね!
しかし、中にはマイナスに働く特性があることはご存じでしょうか。
今回はそんな不憫な特性を持った「彼」に注目していきましょう。
オイラ、のさばる
このケッキングは、拡張パック「摩天パーフェクト」に収録されているカードです。
特性「のさばる」は、場にスタジアムが出ていたら技が使えないという、マイナス面しかないものです。
HPは180と非エクポケモンにしては非常に高く、ワザも十分すぎる火力を出すことができるポテンシャルをもっているので、この特性「のさばる」をクリアすれば、とても強いポケモンといえます(ワザについては後述)。
この特性はスタジアムさえ出ていなければ問題ないので、場のスタジアムをトラッシュする方法を考えていきましょう。
マーシャドー
まず、最初に思いつく方法として、やはりマーシャドーの特性「リセットホール」でしょうか。
このポケモンがベンチにいるときに使えて、場に出ているスタジアムとこのポケモンをトラッシュすることができます。
HP80のため、グッズ「レベルボール」で簡単に手札に用意することができることに加え、一度トラッシュされてもグッズ「レスキューキャリー」で再び手札に戻し、何度も使いまわすことができます。
ヤルキモノ
ケッキングの進化前のヤルキモノは、場に出ているスタジアムをトラッシュすることができるワザ「たたきこわす」を持っています。
スタジアムを壊しながら、ケッキングだけでは足りないダメージを補えるのは優秀です。
しかし、HPが90と低い数値のため、次の相手の番に倒される可能性が非常に高いと言えます。
そうすると、ケッキングに進化できる個体を一体失うわけですから、こちらにとっても都合がよいとは言い切れません。
アスナ
サポート「アスナ」は、場に出ているスタジアムと、相手の場の特殊エネルギー1枚をそれぞれトラッシュすることができます。
スタジアムを壊しながら相手の妨害もできるのは強力です。
しかし、1ターンに1度だけのサポート権を使うため、注意が必要です。
上記のような方法でケッキングをのさばらせることができそうですね!
個人的にはマーシャドーの「リセットホール」が一番使いやすそうな気がしました。
オイラ、けちらす
ここからは、ケッキングの持っているワザ「けちらす」について見ていきましょう。
ワザ「けちらす」は120ダメージ+[相手のベンチポケモンの数×30]ダメージを与えることができます。
最近のポケカの環境ではベンチはほとんど全部埋まっていることが多いので、MAX270ダメージを出すことができます(相手の場で、特性「ムゲンゾーン」が働いている場合、MAX360ダメージ)。
非エクポケモンがだすダメージではないですね…。
これは、同時に相手がベンチにポケモンを出しにくくなる心理的効果もあり、相手の思う通りの動きを抑制する効果もあるといえるでしょう。
さらにケッキングは「無色タイプ」の「いちげきポケモン」であるため、「パワフル無色エネルギー」「いちげきエネルギー」にも対応しており、火力はどんどん上がっていきます。
ワザ「けちらす」を使うためのエネルギーは【無無無】であるため、「トリプル加速エネルギー」1枚でワザを使うことができることも優秀ですね。
また、いちげきポケモンであるため、ヘルガーの特性「いちげきのほうこう」で「一撃エネルギー」を加速すれば、「ツインエネルギー」を手貼りするだけでワザを使うことができます。
オイラ、のさばり続ける
さて、このケッキングですが、HPが180と非エクポケモンの中では非常に高い数値を持っています。
これを活かさない手はない!ということで、このケッキングをのさばり続ける方法を考えていきましょう。
まず、ケッキングは逃げるためのエネルギーが4つ必要ということで、ポケモンのどうぐ「ムキムキパッド」に対応しています。
ムキムキパッドをつけることで、HPが50増えるため、HPは230まで上昇します。これはほとんどのポケモンVよりも高い数値です。
さらに、ケッキングは「いちげきポケモン」なので、ユキノオーの特性「タフネスアップ」の恩恵を受けることができます。
ユキノオーの特性「タフネスアップ」は「いちげきポケモン」のHPを50増やすことができます。
つまり「ムキムキパッド」と「タフネスアップ」の上昇を両方とも受けると、ケッキングのHPはなんと280!!
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXと同じHPといえば、その倒しにくい絶妙な数値にピンとくる人も多いのではないでしょうか(ムゲンダイナのMAXドレッドエンド10耐え。白馬バドレックスのダイランス、クイックシューター込みを10耐え等)。
しかも、一生懸命倒しても相手が取れるサイドは1枚…。
相手は絶望するでしょうね。
ケッキングがバトル場で生き残ると、後続のポケモンを準備する時間を得ることができるので、2進化ポケモンの欠点である準備の遅さもカバーできそうです。
まとめ
今回は、不憫な特性を持ったケッキングについて考察してきました。
しかし、この特性を無効化してあげれば、非常に強力なポケモンとして戦えることがわかりました。
私もこの「のさばるケッキングデッキ」を組んで対戦してみたのですが、中々強く戦えましたよ!
皆さんも、「なんじゃこの特性!?」と煙たがらずに、欠点を補ってあげながら対戦してみてください!
きっと愛着がわきますよ!