ファイルNo.1 エネルギーに関する1考察
プロローグ
ワトソン:ホームズ!事件だ!
ホームズ:どうしたんだい。ワトソン君。
ワトソン:最近、流行っているポケモンカードゲームを僕もやってみたんだけど、さっぱり勝てないんだ!!
ホームズ:ルールはしっかり確認したかい?
ワトソン:もちろんさ。
ホームズ:ほぅ……では私が少しテストしてあげよう。
Mr.ホームズからの挑戦状
ポケモンカードで1度の自分の番に1回しかできないことを4つ挙げたまえ。
番の初めに山札を1枚引くはなしだよ。
さあ、ワトソン君と一緒に考えてみよう。
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挑戦状の答え
ポケモンカードで1度の自分の番に1回しかできないことは「サポートを使う」「手札からエネルギーをつける」「にげるを使う」「スタジアムを場に出す」だ。
ワトソン:うっ……1つしか思い浮かばなかった。
ホームズ:アッハハハハハハ。ちなみにただ1つ出てきた答えはどれだったのかな?
ワトソン:「手札からエネルギーをつける」、通称「手張り」だよ。
ホームズ:そうか、私はあまり略語は好きではないけれど、長いから今回のレポートでは「手札からエネルギーをつける」ことを「手張り」と略そう。ワトソン君が強くなるために、今日は手張りについて話していこう。
Mr.ホームズからのアドバイス
手張りは毎ターン必ず行うこと!
ワトソン:何を言っているんだい?シャーロック・ホームズ。そんなことは当たり前じゃないか。
ホームズ:だが、その初歩的なことが出来ていないプレイヤーは実に多いんだ。手張りは1度の自分の番に1回しかできないから、相手が手張りを毎ターンしているのに、自分がそれが出来ていないというだけで、とても不利になってしまうんだよ。
ワトソン:そうか、ポケモンカードは今戦っているポケモンだけじゃなくて、ベンチのポケモンも同時に育てなければいけないから、小さな積み重ねが後々大きな戦力差になってしまうんだね。
ホームズ:ご名答。
ワトソン:でもホームズ、毎回手札に都合よくエネルギーがあるとは限らないぜ。
ホームズ:簡単なことだ、ワトソン君。ないなら手札に持ってくればいいんだよ。
ケース1:エネルギー転送
特に説明不要の使い切りのトレーナーズだ。
効果は地味だが確実にエネルギーを手札に加えられる。
グッズを主体にした山札では検討できるだろう。
ケース2:トキワの森
手札1枚と交換に山札からエネルギーを持ってこられるのは魅力的だ。
しかも毎ターン使えるスタジアムなのも高評価だ。
私は手張りを安定させるなら現状最も有効な方法だと思うがね。
ケース3:たっぷりバケツ & 霧の水晶
水タイプ専用だが、1枚のカードで2枚のエネルギーを手に入れられるたっぷりバケツは破格の性能を持っているといえる。
超タイプ専用の霧の水晶もたねポケモンを持ってくる選択ができる点がとても魅力的だ。
ケース4:ソニア
霧の水晶の効果を全てのタイプに拡大し、枚数を2枚にしたような効果のカードだ。
序盤に引き込めれば強力なサポートだが、終盤は少し邪魔に感じるかもしれない。
終盤は山札にエネルギーもたねポケモンも少なくなるからね。
ケース5:ネズ
ほぼ悪タイプ専用だが、珍しい特殊エネルギーを手札に加えられるカードだ。
唯一無二の効果といえるだろう。
ケース6:セレビィ & ワタシラガ
セレビィは自分がバトル場にいるときに、エネルギーを手札に加えられる特性を持っている。
ワタシラガは1進化ポケモンだが場に残れば継続的にエネルギーを手札に持ってこられる。
マリィなどにも強いシステムポケモンといえるだろう。
ケース7:エネルギー回収
ポケモンが倒されるなどでトラッシュにエネルギーが貯まった場合このカードを使うといい。
グッズで2枚のエネルギーを手札に加えられるのはやはり破格だ。
エピローグ
ホームズ:さて、ワトソン君手張りを途切れさせないための、良い方法は見つかったかな?
ワトソン:ホームズ、ケースが多すぎて整理できないよ。
ホームズ:これでも絞ったのだよ、わが友よ。それだけポケモンカードは奥が深いということだ。
よし、ではこの「エネルギーに関する1考察」を実践で取り入れて手張りを途切れさせないことを次の事件までの、ワトソン君キミの課題にしようか。
ワトソン:っえ!ホームズ。この連載続くのかい?
ホームズ:アッハハハハハハ。さぁて、どうだろうね。では諸君、また会おう。