ダークファンタズマ 注目カード
はじめに
早くも強化拡張パック『ダークファンタズマ』の発売が今週末に迫ってきました。
前回の『タイムゲイザー』と『スペースジャグラー』が同時発売だったこともあり、一気にカードプールが広がり皆さんついていくのが大変でしょうが今回も要点を抑えていきましょう。
今回収録されているポケモンは、ダメージを出す条件が厳しい反面少ないエネルギーで大きなダメージが期待できるポケモンやポケモンカードには珍しく守りに特化したポケモンなど、特徴的なタイプのポケモンが多いです。
注目カード
ヒスイゾロアークVSTAR
ダメカンが載っているポケモンの数だけダメージが上昇するユニークなワザを持つポケモンです。
しかし現在のポケモンカードでは、複数回相手の攻撃を耐えて反撃するという状況はワザのダメージのインフレで起こりにくい状況です。
同パックに収録されているゲンガーの特性などでベンチにダメカンが載ったポケモンを増やしたり、スタジアム大口の沼を使ってそもそも手札からポケモンを出すたびにダメカンが載るように工夫してもいいかもしれません。
ワザに必要なエネルギーは無色エネルギー2つなので、ダブルターボエネルギーを使えば最速1ターンで起動できます。
ダブルターボエネルギーのダメージ減少効果に関しては大口の沼で間接的に補うこともできます。
ダブルターボエネルギーを使い汎用性の高いVSTARパワーをもつので、他のデッキへの出張も考えられそうですが、最大の効果を発揮するのは専用構築だと思われるため、私は出張はあまりお勧めしないスタンスからスタートしようと思っています。
ヒスイゾロアークV
ヒスイゾロアークVSTARの進化前のカードです。
注目すべきは1つ目のワザです。
うつろがえりは自身をベンチポケモンと入れ替える効果を持ったワザです。
エネルギーなしで使えるこのワザはヒスイゾロアークVがスタートポケモンになってしまった時の保険に使えます。
立ち回りやすいカードなのでヒスイゾロアークVSTARを使う方は後攻1ターン目の動きを研究してみると面白いでしょう。
ヒスイマルマインV
とがりまくった性能をしているカードです。
エネルギーなしで使えるワザかんしゃくボムはヒスイマルマインが受けている特殊状態の数×100ダメージを与える大ぶりなものです。
同時に登場するパラセクトの存在によりどくとねむりに自発的になることができます。
同じく同時登場のからくりアームを持たせることで、ねむり、マヒの時でも攻撃できるようにすることで200ダメージを確保できます。
ねむり、マヒ、こんらんの各状態は重複しないため、自発的にやけどになれるグッズからくちスパイシーカレーを使うことで300ダメージを目指します。
新登場のかがやくポケモン、かがやくヒスイオオニューラをベンチに置くことでどくのダメージがポケモンチェックごとに30になり、パラセクトの特性でどくになっている相手のポケモンに与えるヒスイマルマインVの攻撃が、合計ダメージ330に届きポケモンVMAXを1撃で倒すことができるようになります。
流石に毎回ここまで上手くはいかないでしょうがヒスイマルマインVのデッキではエネルギーの枚数を絞る、またはゼロにすることができるため、デッキを回転させる方向に全てのカードを回せることが大きな強みです。
ヒスイヌメルゴンVSTAR
ワザ、アイアンローリングの効果で次の番に受けるダメージを−80することができます。
これはかなり大きくVSTARパワーワザ、モイストスターを絡めれば平均的なVSTARポケモンからの攻撃を3回はいなすことができます。
実際には大会などでは制限時間25分のうちに勝ち切ることが要求されるため、どこまで使われるかは未知数ですが、相手にするのはかなり骨が折れるデッキになることは確実です。
まとめ
今回は強化拡張パックということもあり、お手本通りに組めば強いカードというよりは、工夫して組むととても強いというカードが多いように感じました。
プレイヤーの皆さんのプレイング力も試されるようなカードたちばかりですので、一緒にどうやってこのポケモンたちを活かしていくか考えていきましょう。