ファイルNo.14 ゲームを知ってカードを知る
プロローグ
ホームズ:今日はクイズから行ってみようと思う。
ワトソン:突然だな。
ホームズ:しかも3問連続だ。
ワトソン:えっ!?
Mr.ホームズからの挑戦状1
【Mr.ホームズからの挑戦状1】
ラブトロスVの弱点は何タイプ? A. 超タイプ
B. 悪タイプ
C. 鋼タイプ
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挑戦状1の答え
【挑戦状1の答え】
C. 鋼タイプ
Mr.ホームズからの挑戦状2
【Mr.ホームズからの挑戦状2】
ダークライVの弱点は何タイプ? A. 草タイプ
B. 闘タイプ
C. ドラゴンタイプ
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挑戦状2の答え
【挑戦状2の答え】
A. 草タイプ
Mr.ホームズからの挑戦状3
【Mr.ホームズからの挑戦状3】
クロバットVの弱点は何タイプ? A. 雷タイプ
B. 闘タイプ
C. 超タイプ
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挑戦状3の答え
【挑戦状3の答え】
B. 闘タイプ
まとめ
ワトソン:もーやだなぁ、シャーロック。クイズだなんて言っても答えの弱点つきの画像がすぐ下に出てるじゃないか。これじゃあクイズになってないよ。
ホームズ:確かにそうだろうとも。ではワトソン君はなぜこれらのポケモンの弱点が、その弱点に設定されているか考えたことはあるかな。
ワトソン:なにを言っているんだいシャーロック。そんなことは考えるまでもないよ。超タイプが悪タイプに弱いのは当たり前……そーだった!ラブトロスVは超タイプだけど、悪タイプ弱点じゃない!!
ホームズ:その通り。よくそこに気づけたね。その謎を解明するためには少しデジタルゲームの話をしなければいけない。ラブトロスはデジタルゲームではフェアリータイプだ。しかしフェアリータイプはカードゲームでは超タイプに分類されている。そのためラブトロスVは超タイプなのだ。しかし、弱点だけはデジタルゲーム版のフェアリータイプの弱点を引き継いでいるのだね。
ワトソン:デジタルゲームの弱点がカードゲームにも影響していたんだ!
おとくなけいじばん草タイプ 闘タイプ 鋼タイプくさタイプ かくとうタイプ はがねタイプむしタイプ じめんタイプいわタイプ ドラゴンタイプ水タイプ ドラゴンタイプみずタイプ 超タイプこおりタイプ エスパータイプ 無色タイプゴーストタイプ ノーマルタイプ炎タイプ フェアリータイプ ひこうタイプほのおタイプ悪タイプ雷タイプ あくタイプでんきタイプ どくタイプ
ホームズ:現在のポケモンカードのタイプは、デジタルゲームのタイプをこのように分類している。複合タイプのポケモンは、そのポケモンが持っているいずれかのタイプを基準にカードでのタイプが決まっているね。
ワトソン:闘タイプや超タイプは色々なタイプが入っているね。
ホームズ:特にどくタイプはシリーズごとに様々なタイプに分類されていて、昔は草タイプ、その後超タイプ、そしてソードシールドシリーズからは悪タイプに分類されているよ。
ワトソン:た、たらい回しされている。
ホームズ:ダークライVがかくとうタイプを含む闘タイプが弱点ではなく、草タイプが弱点なのは、デジタルゲーム版のあくタイプがむしタイプを弱点に持っていることが理由だろうね。
ワトソン:なるほど。他の悪タイプのポケモンと弱点が違うのはデジタルゲームに理由があったんだね。……え、じゃあクロバットVは、どうして闘タイプが弱点なの?
ホームズ:クロバットはデジタルゲームではどく・ひこうタイプ。弱点はでんきタイプやエスパータイプなんだ。昔はこういう場合、当然雷タイプが弱点になったりするんだけど、今回はひこうタイプの弱点であるいわタイプと、カードゲームの悪タイプの弱点の闘タイプが一致していたから闘タイプが弱点ということになったんだろうね。
ワトソン:そうか、クロバットはひこうタイプでもあるんだね。どくタイプのイメージが強くって闘タイプが弱点って思い至らなかったよ。
ホームズ:普通のどくタイプなら、デジタルゲームでもじめんタイプが弱点で闘タイプ弱点に違和感はないんだけど、ひこうタイプを持っているクロバットはじめんタイプが弱点って発想はないよね。
ワトソン:18タイプもあると複雑だなぁ。
ホームズ:だから、ポケモンは面白い!