Mew VMAX League Battle Deck
はじめに
日本でミュウVMAXがハイクラスパック「VSTARユニバース」に収録される一か月前、海外でもミュウVMAXを収録した商品が発売されていました。
それはMew VMAX League Battle Deck。海外版の構築済みデッキです。
海外の構築済みデッキは強さによって3段階のランク分けがされていて、このデッキは最高ランクの3の評価を受けているものでした。
価格はデッキボックス 1個、コインコンディションマーカー 2個、ダメージカウンターダイス 6個、コインダイス 1個、攻略シート 1枚、PTCGLコードなどがセットになってはいますが日本円で(現地価格計算で)4500円となかなか強気な設定。
しかし、デッキの中身をみたらそこまで強気と言えなくなってしまいました。その中身がこちら。
ミュウVMAX、ミュウV、ゲノセクトVこそ枚数が少ないですが、他は満足のいく内容になっている……というか、そのまま大会に持って行っても十分に通用しそうな内容になっています。
日本では高額で取引されているプロモカードウッウロボが海外ではパックから出るカードだったりと色々と収録状態の違いはありますが、 今旬のデッキにも必携になっているバトルBIPパスや揃えると地味にお金のかかるフュージョンエネルギーがフル搭載されていることは驚いてしまうのではないでしょうか。
既にデッキとして完成してしまっている雰囲気すらあるこのMew VMAX League Battle Deckを今回は改造してみたいと思います。
改造案
霧の水晶、いにしえの墓地、基本超エネルギーをデッキから抜き、
クイックボール、森の封印石、ロストスイーパー、セレナ、シマボシ、ロストシティを加えました。
基本超エネルギーを抜くと霧の水晶は不要になってしまうため、抜きました。
代わりにクイックボールを加え展開力を維持しています。
ボスの指令も数が多すぎたので、一部をセレナと入れ替えています。
カミツレのきらめきも同じく過剰な枚数であったため、一部をシマボシに割り振りました。
シマボシはコイントスが必要ですが、どんなカードでも山札の上に戻せるため、ゲノセクトの特性フュージョンシステムで、デッキトップのカードを手札に加えやすいこのデッキとの相性はとても良いです。
そして余った枠にはこのデッキのデッキパワーを底上げする森の封印石を加えました。
このカードによって状況によって必要なカードをサーチできるようになるため、デッキの柔軟性が上がります。
このデッキは特にスタジアムに依存していないため、流行に合わせロストバレットなどでクララなどによって繰り返し利用されるかがやくリザードンなどを対策するためにロストシティを採用しています。
またシンオウ神殿など妨害系のスタジアムを除去する目的でロストスイーパーも採用しています。
Mew VMAX League Battle DeckはパルキアVSTARデッキ以前に流行ったミュウVMAXデッキを基準に作られているように感じたため、ルギアVSTARデッキ登場後にデッキをアップデートし、現代版のミュウVMAXデッキを作成しました。
今回追加したカードには特に値段が張るようなカードも存在せず、安価に組み換えができます。
もしも、昔の型のミュウVMAXデッキを使っていてデッキの更新をしていないよという方は、このデッキを参考にしてみてください。
まとめ
今回は海外の構築済みデッキMew VMAX League Battle Deckを見てきました。
海外版なので日本国内の大会では使用できませんが、構築を参考にするにはよい教材だと感じています。
海外ポケモンカードの本気を見た気がします。
一方構築の流行は刻一刻と移り変わるものですので、最新の情報をキャッチして自身のデッキを更新していくことも重要だと思います。
それでは皆さん、よいお年を。